結論
デートで自分ばかり質問する会話になってしまう場合は、質問を減らすだけではなく、
- 相手の回答を受け取る
- こちらも自分の話を返す
- 相手が答えやすい形で再びボールを渡す
という流れを作ります。
基本形は、
相手の話を受ける → 自己開示する → 相手へ返す
です。
ただし、毎回こちらが質問で終える必要はありません。
ときどき自己開示だけを置き、相手が自発的に質問したり話題を広げたりするかを見ることも必要です。
なぜ自分ばかり質問する会話になるのですか?
デートで会話を止めたくないと思うほど、質問を次々と投げやすくなります。
たとえば、
「休みの日は何してるの?」
「旅行は好き?」
「どんな仕事してるの?」
「兄弟はいる?」
と質問を続けます。
相手が答えてくれるため、会話自体は止まりません。
しかし、こちらが質問しなければ次の話題へ進まない状態では、会話の負担が一方に偏っています。
また、相手からすると、
- 質問に答え続ける
- 話題を選ぶ余地がない
- 相手自身がどのような人か分からない
- 面接されているように感じる
ことがあります。
問題は、質問すること自体ではありません。
相手の回答を受けたあと、こちらの情報や感情を返さず、すぐ次の質問へ進むことです。
相手から質問が返ってくるとは限りません
こちらが自己開示すれば、相手も自然に質問してくれると思うかもしれません。
しかし、実際には、
「そうなんだ」
「へえ、意外」
「すごいね」
で終わることもよくあります。
たとえば、
「俺は旅行なら、予定を決めずに現地で動く派なんだよね」
と話しても、相手が必ず、
「どこへ行ったの?」
「一人旅もするの?」
と聞いてくれるとは限りません。
初対面では、相手も、
- 何を聞けばよいか分からない
- どこまで踏み込んでよいか分からない
- 質問するより話を受ける方が得意
- 男性側が会話を進めるものだと思っている
可能性があります。
そのため、相手から毎回質問が返ってくることを前提にすると、会話が止まりやすくなります。
自己開示をしたうえで、相手が返しやすい方向も示す方が安定します。
基本は「受ける・返す・渡す」です
会話を一方的な質問にしないためには、相手の回答に対して三つの動きを入れます。
相手の話を受ける
まずは、相手の回答をきちんと受け取ります。
相手「旅行はかなり計画立てる派かな」
自分「しっかりしてるね」
この一言があるだけでも、質問への回答を回収しただけではなく、内容を受け取ったことが伝わります。
自分の話を返す
次に、こちらの経験や考えを短く返します。
自分「俺は逆に、現地で決めることが多いんだよね」
これによって、相手だけが情報を出す状態を避けられます。
相手へ再び渡す
最後に、相手が返しやすい形を作ります。
自分「予定崩れたら結構ストレス感じるタイプ?」
全体としては、
相手「旅行はかなり計画立てる派かな」 自分「しっかりしてるね。俺は逆に現地で決める派なんだよね。予定崩れたら結構ストレス感じるタイプ?」
となります。
この形なら、質問、自己開示、深掘りを一つの流れで行えます。
「俺は〇〇なんだよね。〇〇ちゃんは?」でよいですか?
序盤は、この形で問題ありません。
たとえば、
「俺は休日も外に出たい派なんだよね。〇〇ちゃんは?」
「俺は家で映画見るより映画館行きたい派。〇〇ちゃんはどっち?」
「俺は仕事で結構言いたいこと言う方なんだよね。〇〇ちゃんは我慢するタイプ?」
といった形です。
自己開示だけで終わらず、相手も自分の話をしやすくなります。
特に、
- 電話の序盤
- 合流して店へ向かう途中
- 店に入った直後
- まだ相手の話し方が分からない段階
では使いやすいです。
ただし、毎回同じ形で返すと、一問一答の交換になりやすいです。
そのため、会話が温まってきたら、相手の回答を一段進めて返します。
同じ質問を返すだけでなく、一段深める
相手に聞いた質問を、そのまま自分にも適用して返すだけでは、情報交換で終わることがあります。
たとえば、
相手「休日は家でNetflix見てることが多い」
自分「俺は外に出ることが多いかな。〇〇ちゃんは何見るの?」
でも会話は続きます。
ただ、本人の性格や感情まで知りたいなら、
「家で一日過ごしても全然苦じゃないタイプ?」
「作品選ぶとき、話題になってるものを見る派?自分で掘る派?」
「誰かと見るより一人で集中したい?」
と返した方が、その人自身に焦点が当たります。
質問を返すときは、
- 理由
- 感情
- 行動
- 性格
- 具体的な経験
のどれかへ一段進めると、会話が深まりやすくなります。
自己開示は長く話しすぎない
質問ばかりになることを避けようとして、自分の話を長くしすぎると、今度はこちらが一方的に話す会話になります。
自己開示の目的は、自分のすべてを説明することではありません。
相手が返せる材料を一つ置くことです。
たとえば、
「俺は前に一人で北海道行ったことあって、予定立てずに現地で店探したんだけど、結局かなり歩いて大変だったんだよね」
くらいなら、相手は、
- 一人旅するんだ
- 北海道どこ行ったの
- 計画立てないとそうなるよね
- 私なら絶対無理
など、複数の方向へ返せます。
一方で、旅行の経緯や店、移動手段まで何分も説明すると、相手は聞き役になります。
自己開示は、相手が拾える余白を残す程度で止める方がよいです。
毎回質問で終えなくてもよいです
会話を続けるために、すべての発言を質問で終える必要はありません。
たとえば、
相手「休日はジム行ってる」
自分「意外とちゃんとしてるんだね。俺も最近また行き始めたわ」
ここで一度止めても構いません。
相手に関心があれば、
「どこのジム?」
「何してるの?」
「週何回?」
と質問してくる可能性があります。
また、質問の形ではなくても、
「私も最近さぼってる」
「絶対続かなそう」
「意外、家にいそうなのに」
と反応を返すこともあります。
これも十分なキャッチボールです。
相手の自発性を見るために、ときどき自己開示だけを置いてみるのは有効です。
質問が返ってこなければ脈なしですか?
一度や二度、相手から質問が返ってこなかっただけでは、脈なしとは判断できません。
質問が得意でない人もいれば、初対面では受け身になる人もいます。
見るべきなのは、質問文の数ではなく、会話全体への参加度です。
たとえば、相手が、
- 自分から話を足す
- こちらの話に具体的に反応する
- 関連する経験を話す
- 冗談を返す
- 前に話した内容を覚えている
- 後から別の話題で質問する
なら、会話には参加しています。
一方で、こちらが質問しなければ毎回、
「そうなんだ」
「へえ」
「すごいね」
だけで止まり、相手から話題も情報もほとんど出ない場合は、会話の負担がかなり偏っています。
この場合は、自分の返し方だけでなく、相手の関心の高さや会話意欲が低い可能性も考えます。
相手が答えやすい質問を渡す
質問を返しているのに会話が広がらない場合、質問が抽象的すぎることがあります。
たとえば、
「仕事どう?」
「趣味は?」
「旅行好き?」
では、相手がどこから話せばよいか分かりにくいです。
それよりも、
「仕事そのものと人間関係なら、どっちが大変?」
「休日は外出する日と家にいる日、どっちが多い?」
「旅行は観光詰め込む派?ホテルでゆっくりする派?」
のように、答える方向を示すと返しやすくなります。
二択に限定する必要はありませんが、質問の焦点を少し絞ることは有効です。
相手が返しやすい形まで整えてボールを渡すイメージです。
相手の回答を評価して終わらせない
相手の回答に対して、
「えらいね」
「すごいね」
「いいね」
だけを返し、次の質問へ進むと、会話が点検作業のようになります。
たとえば、
相手「休日は料理してる」
自分「えらいね。旅行は好き?」
では、料理の話がすぐに終了します。
それより、
「ちゃんとしてるね。何作ること多いの?」
「俺は面倒で外食しがちだから、その習慣あるの普通にすごいわ」
「誰かに作るより、自分が食べたいもの作る感じ?」
と、相手の話題の中でもう一往復します。
質問数を増やすより、一つの話題でお互いが情報を出す方がキャッチボールになります。
相手の回答から自分との違いを返す
会話では、共通点だけでなく違いも使えます。
たとえば、
相手「旅行は全部予定を立てたい」
自分「俺はかなり適当だから、そこ真逆だね」
だけでも、二人の関係に焦点が移ります。
さらに、
「一緒に行ったら俺が怒られそう笑」
と返せば、二人を同じ場面に置けます。
相手へ何度も新しい質問を投げるより、
- 自分との共通点
- 自分との違い
- 二人ならどうなりそうか
を返す方が、会話に関係性が生まれます。
質問は相手を知るためだけでなく、二人の間にある違いや相性を見つけるために使います。
自分ばかり質問することが悪いとは限りません
初対面の序盤では、男性側が会話を多めに進めることは珍しくありません。
相手が緊張していたり、質問される方が話しやすかったりする場合もあります。
そのため、会話量や質問数を完全に五対五にする必要はありません。
重要なのは、
- 相手が話すことを楽しんでいるか
- こちらの自己開示も受け取っているか
- 徐々に相手からの発言が増えているか
- 一方的な尋問になっていないか
です。
序盤はこちらが多めにボールを出していても、会話が温まるにつれて相手からも話が出るなら問題ありません。
反対に、最後までこちらだけが質問、話題提供、深掘りを担当しているなら、テクニックだけで解決する問題ではない可能性があります。
まとめ
デートで自分ばかり質問する会話になってしまう場合は、
- 相手の回答を一度受け取る
- 自分の経験や考えも短く返す
- 相手が答えやすい形で再び質問する
- 同じ質問を返すだけでなく、一段深める
- ときどき自己開示だけを置く
- 質問数ではなく、相手の会話への参加度を見る
- 一つの話題でお互いが情報を出す
ことが重要です。
基本形は、
相手の話を受ける → 自分の話を返す → 相手が返しやすいボールを渡す
です。
ただし、会話は一人で成立させるものではありません。
こちらが返しやすい形を作っても、相手から話題や反応がほとんど出ない場合は、自分の会話力だけでなく、相手の関心の高さや会話意欲も見た方がよいです。